頭痛に悩んでいる方は多いと思います。
頭痛の場合、まず最初に行うことは、命に関わる頭痛なのかどうかの判断です。
命に関わる頭痛のチェックポイントは以下の3つです。
1 ) 突然始まった頭痛
2) 今までに経験したことのない痛みの頭痛
3) どんどん痛みが強くなる頭痛
このうちの1つでもあてはまった場合は要注意で、医療機関受診をお勧めします。
上記の頭痛は脳出血、脳腫瘍などが考えられます。
では、命に関わらない頭痛はほっておいていいのでしょうか。
命に関わらない頭痛としても、片頭痛は、頭痛と激しい吐き気があり、動けない状態になります。
群発頭痛も、激しい頭痛があたかも群発地震のように、何度も繰り返しおきます。
これらは、医療機関で治療することで、かなり症状が改善することが期待できます。
頭痛の中で一番ポピュラーなものは、緊張型頭痛です。
首、肩、肩甲骨周りの凝り、眼の疲れから、頭蓋骨を覆う薄い筋肉が緊張して、筋肉内に発痛物質(乳酸やブラジキニンなど)がたまり、これが筋肉をギューと締めつけて、頭痛がおこります。
緊張型頭痛は首、肩のストレッチなどを行う、いわゆる頭痛体操で良くなります。
しかし、どうしても辛い時には鎮痛剤を内服するとよいでしょう。
鎮痛剤の使用の目安ですが、月10日以上は内服している場合は要注意です。
鎮痛剤を内服する事で、さらに頭痛を誘発してしまう事もあります。
その理由として、鎮痛剤を内服し続ける事で、痛みの閾値が下がり、痛みを感じやすくなるからと考えられています。
痛み感じる→鎮痛剤内服する→ 痛み閾値下がる → 痛み感じる という悪循環におちいってしまいます。
月10日以上、鎮痛剤を内服している方はどうぞご相談ください。