若い女性、ご高齢の方を中心に「便秘」でお困りの方は多いと思います。

便秘の症状は、「排便回数の減少」と「排便困難」に分ける事ができます。

● 排便回数の減少は、概ね排便が週3回未満の場合をいいます。

● 排便困難の症状は、排便時の過度のいきみ、排便後も便が残っている残便感などがあります。

便秘のメカニズムは、ストレス、加齢などの理由で腸の動きが遅くなり、便の移動に時間がかかり、体内に余計に水分が吸収され、便が固くなるのが原因です。

他にも、大腸がんなどの病気で腸管が狭くなって便が出にくい場合や、腸の動きを遅くする薬を服用している(抗コリン薬、抗パーキンソン薬など)、糖尿病、うつ病などでも便秘になります。

便秘を改善するにはどのようにしたら良いでしょう。

①便意を我慢しない。そのタイミングを逃すと、次の便意がいつくるかわかりません。

②ストレスをためない。1日1回はリラックスしましょう!

③1日15分~20分のウォーキングを!

それでも改善しない場合には、お薬を使います。

基本は「便を軟らかくする薬」と「腸の動きをよくする薬」の2種類のお薬を使います。

便を軟らかくする薬は、以前からある酸化マグネシウムや、小腸から水分の分泌を増やすお薬があります。

腸の動きをよくする薬は、以前からあるセンナが代表です。

最近では、1剤で「便を軟らかくして、腸を動かす」といった2つの効果を併せ持つお薬も出てきています。

便秘でお悩みの方は、どうぞご相談ください。

さいとうファミリ-クリニック