高血圧症、高脂血症、糖尿病などで治療を受けている方は、定期的に動脈硬化の判断をした方が良いと思います。
具体的には、首にある左右の頸動脈にエコーの端子を当てて検査します。
放射線を使用しないので、体への害がありませんし、もちろん痛みもありません。
具体的には下記を検査します。
①動脈壁の厚さを測定(1.0mm未満が正常)
②プラークの有無
③血管内腔の狭窄率
プラークにも色々と種類があって、硬いプラーク、軟らかいプラークそして、血流でピクピク動いているプラークがあります。
この中で一番危険なのが、動いているプラークで、飛んで行って脳梗塞を起こす可能性があります。
この場合は抗血小板薬を内服して頂きます。
また血管の狭窄率も重要です。狭窄が強い所(血管の内腔が狭い)は、川と一緒で流れが速くなっています。
流速が150を超える場合は、狭窄率50%
流速が200を超える場合は、狭窄率70%
狭窄率が70~80%を超える場合は、血管の内膜剥離術やステント治療を行うことがあります。
当院でも、エコー検査専門の臨床検査技師による頸動脈エコ-検査を受けられます。
受けてみたいなと思われる方、どうぞご相談ください。