当院の地元の町内会の皆様に「フレイル予防について」と題して、1時間ほどお話させて頂きました。
「フレイル」と聞いてもピンとこない方が多いのではないでしょうか。
簡単にいうと、「介護状態の1歩手前」の状態が「フレイル」です。
介護状態までいくと、健康な状態に戻すことはまず困難です。
しかし、フレイルの状態であれば、健康状態に戻すことは可能です。
「フレイル」の段階は「介護」と「健康」のいわば岐路で、どちらに進むかは「本人次第」で決まります。
では、要介護にならないためには、どのようにしたらよいのでしょうか。
3つのポイントがあります。 ①運動 ②栄養 ③社会参加です。
①運動 筋力低下がフレイルの最初の入り口です。下肢筋力をつける片足立ち、無理のない範囲でのスクワットが有効です。
②栄養 高齢者は絶対的な「たんぱく質不足」の可能性があります。たんぱく質が不足すると免疫力低下、筋力低下が始まり、フレイルに移行しやすくなります。
③社会参加 家に閉じこもってばかりでは、刺激がありません。外にでて人と触れ合いましょう。文化活動(カルチャースクール)、地域活動(町内会、ボランンティア)をすることでフレイル予防になります。
人生100年時代を向かえるにあたり、介護状態にならないようにする「フレイル予防」は国家プロジェクトになっています。
これからも、皆様のフレイル予防対策のお手伝いをさせて頂きたいと思います。どうぞご相談ください。
約50名の方にご参加頂きました。地域の皆様の健康への関心の高さが素晴らしいと思いました。
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