体内時計の周期は24時間より少し長いので、毎日しっかりリセットする必要があります。
ずれたままにしておくと、時差が蓄積されて、体に負担がかかります。
体内時計は、「主時計」と「末梢時計」と2つある事をご存知ですか。
主時計は「脳」にあります。脳の松果体から出ているメラトニンが体内時計を調節しています。
海外旅行の時差ボケによる睡眠障害に、メラトニン受容体に作用するお薬を使用して睡眠のリズムを元に戻します。
末梢時計は、「全身の臓器」にあります。
朝の光を浴びることで、脳が刺激されて主時計がリセットされます。
朝食を摂ることで、胃腸や肝臓の末梢時計がリセットされます。
主時計と末梢時計の時刻を合わせるために、起床から1時間以内に朝食を摂りましょう。
巷でよく言う「腹時計」も、立派な「末梢時計」だったというわけです。