いよいよ9月です。夏休みも終わり、子供たちも学校に戻ります。
夏休み中に生活のリズムが乱れ、2学期になってもなかなか生活のぺ-スがつかめない。
朝起きられない、立ち眩みがする、お腹が痛い、体がだるい、頭痛、食欲がない等の症状のお子さんが、この時期に増える感じがします。
原因として、自律神経の乱れが考えられます。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経があります。
起床時より「体を活発にさせる交感神経」が優位になり、夜には「体を休める副交感神経」が優位になります。
このスイッチが切り替わることで、日常生活のリズムが作られていきます。
夏休み中に、スマホなどを見て夜更かしをしてい、睡眠不足になってしまうケースが多いです。
さらにスマホの悪い所は、ブルーライトを長時間浴びることで、睡眠が浅くなってしまい、しっかり体が休息できないという弊害もあります。
治療は、早寝早起きして良い質の睡眠を十分とり、食事は水分、塩分を含めしっかりとる。
血圧が低く、朝起きられない方には、塩分も十分な摂取が必要です。
それでも起きらない場合、立ち眩みがひどく、ふらついてしまう場合などは、血圧をあげるような薬を使います。
しかし薬物療法は、一時的に使うことが多く、生活リズムが改善していけば自然と薬はいらなくなります。