いよいよ日本国内でも、新型コロナワクチン接種が始まりました。
まだコロナ感染者を受け入れる病院の医療従事者のみですが、2月17日から接種開始して2月22日まで、約1万人の方が接種したようです。
大きな副反応もなく、スムースに滑り出したようで、まずはホッとしています。
当クリニックの患者さんからも、新型コロナワクチンについてのご質問を頂くことが多くなってきました。多いご質問をまとめてみます。
Q 「こちらのクリニックで、新型コロナワクチン接種を受けられますか」
A 当クリニックで新型コロナワクチン接種ができるように現在申請中です。
Q 患者さんから「私はワクチンを受けた方がよいでしょうか?」のご質問。
A その患者さんの病歴を知っているので、接種に関して適切なアドバイスができます。だから患者さんも安心してワクチン接種を受ける事ができます。かかりつけ医でワクチン接種する一番のメリットです。
Q 「先生は自分ではワクチン接種を受けますか」
A 受けます!早く接種したいです。確かに、このワクチンは世界で初めてのmRNAワクチンで、副反応も【接種部位の腫れ・痛みが約70%】、【倦怠感が約50%】があります。しかし、重大なアナフィラキシ-ショックは他のワクチンより多めですが、抗生剤や鎮痛剤のアナフィラキシ-ショックよりはずっと低いです。
【アナフィラキシ-ショックの頻度】
ワクチン全般
100万人中 1.3人
新型コロナワクチン
100万人中 11~17人
鎮痛剤
100万人中 1000人
抗生剤
100万人中 300―4000人
新型コロナワクチンは、まだわからない事も多いです。
例えば、長期的な効果は? 接種した人の発症を予防するだけ?他の人にうつさなくなる位ウイルス増殖を阻止するの?変異株に効果あるの? などなど。
しかし、短期的にはワクチンの有効率は95%と高く、接種するメリットの方が大きいと思います。
したがってワクチン対象の方には基本、接種をお勧めしますが、ワクチン接種に抵抗がある方に、無理に接種するような世の中になってはいけないと思います。