昨日、東京ではついに感染者が3000人を越えました。
これには緊急事態宣言下にも関わらず、世界中から人を集めた「オリンピック」が、影響しているのではないでしょうか。
オリンピックを開催しているのだから、自粛もそこそこでいいだろう。という雰囲気がまん延している気がします。
新型コロナ感染についても、認識が甘くなっています。
濃厚接触者の方には、14日間の自宅での健康観察と、通勤通学は自粛して頂くように説明しております。
しかし、オリンピック選手は濃厚接触者になっても、試合前のPCR検査が陰性なら試合に出場できます。
じゃ、自分達だっていいじゃないかと、濃厚接触者になっても、PCR陰性なら外出、出社するという人が出てくる可能性があります。
神奈川、千葉、埼玉に緊急事態宣言が出そうです。
とにかく早く沢山の方にワクチンを接種する事が、この現状を打開する策なのですが、ここにきてワクチンの供給がストップしました。
8月の新型コロナワクチンの当院への供給量は、7月の1/10程度になる予定です。
今回の新型コロナ感染症、ワクチン、オリンピックについて、つくづく感じたのは「色々な考え方があるなぁ」という事です。
新型コロナ感染症は只の風邪だから大騒ぎしすぎ。とか、新型コロナワクチンを接種すると5年後に奇病になる。とか、緊急事態宣言中に関わらずオリンピックは開催とか...
しかし、我々はワクチンを接種して、発熱患者さんに対応して、自分達のできる事を粛々としていきます。
若い方でも、新型コロナに感染すると、ずっと続く全身のだるさ、呼吸苦、咳、不眠などの後遺症に悩まされる事もあるので、引き続き感染予防は大事です。