今年も、新型コロナウイルスに翻弄された1年でした。
11月の厚生労働省のデータですが、新型コロナウイルス抗体保有率が発表されました。
最高は沖縄の46.6%、最低は長野県の9.0%、東京都は31.8%でした。
東京都は2022年の2月の調査では、5.65%でしたから、抗体保有者は増えています。
日本の全国平均は26.5%で、アメリカの57.7%、イギリスの90%と比べるとまだまだ低いと言えます。
しかし、このまま抗体保有者が増えても、新型コロナウイルスに対して集団免疫を獲得できるかはまだ解っていません。
現にイギリスではマスク無し、ソーシャルディスタンス無しのまったくコロナ前の生活に戻っているようですが、人口は日本の半分ですがここ1週間の死亡者数は日本の276人に対して、770人と3倍の死亡者数で経過しています。
しかし、イギリスはピーク時は1日1000人以上亡くなったので、その時と比べると少ないから気にならないという感覚なのでしょうか。
このあたりは、各国の医療保険事情、死生観等が関係してくると思います。
そうは言っても日本も徐々に、コロナと共存の道を歩んでいくと思います。
当院は今年も、一般診療+健康診断+小児の予防接種に加え、発熱外来+新型コロナワクチン接種+インフルエンザワクチン接種と、フルスロットルで1年を駆け抜けてきました。
途中、私の声の調子が悪くなり、聞きづらく受診された皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしました。
オーバーワークが原因との事で、6月より診療時間を9-12時、15-18時と変更させていただいております。
受診してくださった皆様には、出来る限り真摯に対応させていただいたつもりですが、至らぬ点も多々あったと思います。
その点を改善して来年も微力ながら、地域の皆様の健康面のサポートをさせていただけたらと思います。