あなたは、今何種類のお薬を内服されていますか?

お薬は元来内服しない方が良いに決まっています。

これは間違いないです。

私はその方の状態を診て内服した方が、メリット>デメリットの場合のみ、お薬を処方しています。

お薬の数が多くなると、薬の副作用が出たり、のみ間違いの危険性も出てきます。す。

厚生労働省の報告では、6種類以上のお薬で薬物有害事象が増えるというデータがあるようです。

そうはいっても、お年を召した方ですと、内科、整形外科、眼科、耳鼻科など病気も複数お持ちの方がほとんどで、薬も1,2種類という訳にはいかないのが現状です。

そこで、薬の交通整理が必要です。

交通整理は、内科のかかりつけ医でないとなかなか難しいと思います。

薬の優先順位をつけて、他科の先生と連携を取って、なるべく薬を5種類以内に抑えたいです。

しかし、当院でも5種類を超えてしまう方も多いです。

その場合は、1錠の中に、2種類、3種類お薬が入っている「合剤」を選ぶなど、なるべく薬は少なくするように心掛けております。

もちろん、全員が5種類以内に収まる訳ではありませんが、薬の数が多いなーと思われる方は、どうぞご相談ください。

薬の優先順位をつけて一つでもお薬を少なくして、安全な医療をご提供したいと思っております。

さいとうファミリークリニック