9月になると健康診断を受ける方が増えてきます。
健診を受けると、気になるのが結果です。
健診結果で勘違いしやすい点が、基準値は正常値とは違うのです。
基準値とは、あくまで目安で、健常者(採血時)の95%が含まれる範囲を一応基準値としています。
さらに、こちらが大事なのですが、治療開始となる目標値(臨床判断値といいます)も人により違うのです。
例えば、あなたが血液検査のデータをみて、LDLコレステロールが150だったとしましょう。
どれどれ、LDLの基準値は、65-163mg/dlだから、基準値の範囲だから大丈夫だな....
あなたが、40歳 男性 非喫煙者 病気なし の方なら、目標値がLDL160以下なので、「正解」です。
しかし、あなたが 40歳 男性 非喫煙者 高血圧 の方なら、目標値がLDL140以下なので、治療開始(まずは食事、運動指導)していきます。
上記の条件で、あなたが男性ではなく、女性であれば、40歳 女性 非喫煙者 高血圧ならば、リスクは低いので目標値はLDL160までは様子をみます。
それに対して、狭心症の既往がある高リスクの方であれば、LDL70mg/dl以下が目標になります。
このように、性別、年齢、糖尿病、脳梗塞などの既往歴、ご家族に心臓疾患の方がいるかどうか等によって、治療開始の目安である目標値(臨床判断値)が変わってきます。
つまりその方の状況によって、治療開始の値、時期が違います。
健康診断の結果で、気になるところがあればどうぞご相談ください。