2022年11月1日、ピロリ菌に関する新しい検査としてPCR法が保険適用されました。

その検査機器であるスマートジーン@株)ミズホメディ-(ヘリコバクターピロリ核酸キット)が当院に設置されました。

本検査は、内視鏡検査時に胃液を採取して検査を行います。

通常捨てられてしまう胃液(廃液)を使用するので、胃組織を生検してピロリ菌を調べる「鏡検法」と比べると出血のリスクもなく、体への侵襲は少ないです。

この検査でピロリ菌感染の有無と、さらにピロリ菌の一次除菌療法の際に使用する抗生剤(クラリスロマイシン)の感受性も調べられます。

クラリスロマイシン耐性とわかれば、クラリスロマイシンが入った一次除菌をスキップして、クラリスロマイシンの代わりにメトロニダゾールを使用した二次除菌を最初から治療に使えます。

これは患者さんにすごく大きなメリットになると思います。

日本におけるピロリ菌のクラリスロマイシンの耐性率は40%ともいわれています。

では、最初から二次除菌の組み合わせで行えばいいと思いますが、現在の保険治療では一次除菌と二次除菌の順番は原則変えられません。

この検査は、胃内視鏡とセットで行います。

検査代は、3割負担で約6,000円、2割負担で4,000円、1割負担で約2,000円です。(別途診察料がかかります)

ピロリ菌感染が心配な方、除菌をお考えの方はどうぞご相談ください。

さいとうファミリークリニック