最近、外来でよく質問いただくのが、「血圧は160まで良くなったんですよね」
結論を申し上げますと、2019年の高血圧治療ガイドラインと変更ありません。
このガイドラインを簡単にまとめると...
①収縮期血圧140以上は高血圧症の可能性があるので、生活習慣を見直してみましょう。それで改善がなければ医療機関を受診してください。
②160以上の方はすぐに医療機関を受診してください。
となっています。
今回「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」が発表され、同じような内容ですが、160までは医療機関に受診しなくてよいと誤解が広まっているようです。
私も巷ではどのように報道されているか、You Tubeで調べてみました。
そうしたら、色々な動画が出てくる出てくる...ビックリしました。
勿論、正しいことを伝えている循環器内科のドクターも少数いましたが、????の理論を述べている整体院の方や健康アドバイザー、また降圧薬=悪という図式の方たちの的が外れた解説動画が90%以上占めている印象です。
結局、再生数を稼ぐために、まともな事を言っても埋没してしまうので、奇をてらった事を言うしかないのか、本当にそう思っているのか...
もし、自分が言ったことで患者さんが脳卒中や心筋梗塞などをおこしたらどう責任とるのでしょうか。
まさに「玉石混淆」です。
このような動画を信じるのも信じないのも、ご本人次第なので何とも言えませんが、私の外来でご質問を受けた時にはきちんと高血圧治療ガイドラインのご説明をして、正しい知識をもって、ご自分の健康を守っていただきたいと思っています。